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授業内容

あくまで例です。ご了承を。
授業内容は教授によっても異なります。まずは シラバス を確認しましょう。
内容は2021年度の情報であり、偏見・誤認を含んでいる可能性があります。
選択科目については内容・評価方法ともに多岐にわたるため省略しています。


外国語科目

英語Ⅰ

[概要]
前期開講/週1コマ/1単位。文理ともに必修。長文読解の授業。高校でいうところのコミュニケーション英語っぽい。


[課題・授業内容]
教授による。一冊の教科書に取り組み、そこから中間試験、期末試験を出題する方式が多い。


英語Ⅱ

[概要]
前期開講/週1コマ/1単位。文理ともに必修。CALL授業と呼ばれるコンピュータを使った授業。
数少ない絶対評価の授業。


[課題・授業内容]
授業はなく、授業時間に各自自分に必要な課題(glexa上にあるオンライン課題)に取り組む形。
とても授業時間内だけでは終わる量ではないので、余裕がある人以外は選んだ方が賢明。
(授業内活動を除き)課題に点数はなく、学期中に必須受験のTOEFL-ITPと課題から出題される期末試験+αで評価される。
英語力に自信があって、かつ成績が必要ない場合は課題なしで最終試験を受ける人もいた(なんとかなる)。
TOEFL-ITPは後期の英語技能別演習のレベル分けも兼ねており、420点未満の場合初級クラスに行くことができる(そこで成績を回収するのもあり)。
反対に指定点数(2021年度は550点)以上取ると英語技能別演習の単位が成績Aで認定される英語優秀認定という制度がある(600点以上でA+認定)。


英語技能別演習

[概要]
後期開講/週1コマ/2単位。文理ともに必修。中級の場合、受信型と発信型それぞれ6授業程度、合計12授業程度の中から1つ選択する。
前期の英語ⅡでTOEFL-ITPが420点未満の場合、選択の余地はなく初級クラスになる。
英語Ⅰ、英語Ⅱはそれぞれ1単位だが、こちらは1つで2単位なので、GPAを気にする場合はこちらの方が重要。


[課題・授業内容]
授業による。英語Ⅰのような一冊の教科書に取り組む授業から、教授の研究内容そのもの、という英語演習っぽい授業まである。
初級はやはり中級より難易度が落ちる。


第二外国語

[概要]
前期Ⅰ・後期Ⅱ開講/週2コマ/2単位。文理ともにドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、中国語、韓国語から1つを選択必修。
1学期2学期ともに週に2回の授業があるため、英語にたくさんの時間はかけられない。
1学期2学期ともに学期末に初修外国語統一試験日が設定されており、時間割に関係なく、その日に言語ごと同じ試験を受けることになる。


[課題・授業内容]
教科書が言語によって統一されており、試験も統一試験なので、同一言語内では差がない。
と思いきや、統一試験の成績が全体の何%を占めるかは教授の裁量になっているのに加え、
統一試験以外の試験(小テスト、中間試験)に関してもクラスによって差がある。
さらに言語間でオンライン授業だったり対面授業だったり、統一試験すらオンラインだったり対面だったりするため、とても平等に努力が反映されるものではない。
※一般に、オンライン試験は時間が少なく問題が多め、カンニング前提で作られるため、高得点が難しく、単位修得が容易。
※反対に、対面試験は時間が十分で問題が少なめ、暗記してくること前提で作られるため、
高得点が比較的容易で、単位修得のためにはしっかりした試験対策が必要。


共通科目

情報学Ⅰ

[概要]
前期開講/週1コマ/2単位。文理ともに必修科目。課題が多いことで知られ、理系では自然科学実験の次に過酷な授業。
単位が取れないというより、物量があるので単純にめんどくさい、期限に間に合わない。
いくつかのセクションに分かれており、前半8回はネットリテラシーなど、後半8回ではプログラミングなどを学ぶ。


[課題・授業内容]

  • 前半では、毎週数本のネットリテラシー系のビデオ視聴+感想課題。
  • 加えて情報的な社会問題について各自テーマを決めてグループ討論、結果をレポートにまとめる課題。
  • いままでの課題をhtmlファイルにまとめる課題。
  • その他加点課題。(感覚、A-以上取りたいなら必須)
  • 後半では、pythonの基礎をブラウザ上で学ぶ課題。
  • 最後の3回でPandas。
  • 最終週の6講に試験時間20分(?)の後半内容のオンライン試験あり。(時間がかなり短いので注意)
  • Pandasは2021年度導入の新しいカリキュラムだった。


体育学A・体育学B

[概要]
前後期開講/週1コマ。体育学はAが実技(1単位)、Bが講義(2単位)。
教員免許取得のために体育学が2単位必要なため、教職を狙う人はAを2つかBを1つ取ることになる。
2021年度は前期はオンライン開講であったため、実技のAを取ってもレポートだらけであった。後期は不明。
情報学Ⅱと統計学が両方ともどうしてもやりたくない人におすすめ。


統計学

[概要]
週1コマ/2単位。基礎クラスによって前期開講だったり、後期開講だったりする。
後期取るつもりが前期開講だった、なんてことにならないようにすること。
自然科学実験が前期なら後期開講、後期なら前期開講になる(はず)。


[課題・授業内容]
基礎科目と同様に教授によって異なる。
課題の出し方、期末試験あるなし、試験代替レポートにするしないなど、理系基礎科目の裁量に似ている。
文系も取る授業とはいえ、文系と理系は基礎クラスが異なり、同じクラスの統計学を取ることはないので、
理系には説明を省く、なんてこともありそう(積分やΣ記号Π記号などいろいろ出てくる)。
実際前半部分の内容は高校数学Ⅰのデータの分析+Σを使って簡単に表す程度のこと。
後半部分は確率分布の内容になるので、ちゃんと聞いてないと全く分からなくなる理系基礎科目っぽい怖さがある。
高校数学Bの確率統計と関係があるのかは不明(入試で使ってないので検証できない)。


情報学Ⅱ

[概要]
後期開講/週1コマ/2単位。2020年度から「情報科学とデータサイエンス」と「Pythonプログラミング」の2種類の授業展開になった様子。
「情報科学とデータサイエンス」は課題をなくした情報学Ⅰのような展開(一冊の教科書、講義+期末試験)。
「Pythonプログラミング」はプログラミングの課題提出のみで期末試験なし(講義はなく、オンライン課題に取り組む、質問対応あり)。


基礎科目

筆者は理系故理系のみ。


自然科学実験

[概要]
諸悪の根源。B1でもっとも時間のかかる科目であることから、B1、上級生含めてヘイトは高い。
週2コマ/2単位。理系は必修なので逃げられない。1年で片づけてしまった方が吉。
理科の教員免許(中学高校ともに)にも必要。
時間こそかかるもののちゃんとやればちゃんと成績がついてくる。
なお成績は学期末まで不明なので、レポートの体裁・書き方を間違えたまま学期を過ごすと、予想外の成績になる可能性もある(怖い)。
クラスによって1学期開講の場合と2学期開講の場合がある(1学期開講のクラスになった場合情報学Ⅰとの板挟みになる)。
まず授業第1週で物理・化学・生物・地学の4分野を第1希望から第4希望まで並べ、希望を提出する(これを出さないと履修が許可されない)。
前半と後半に分かれ、前半で1科目(6実験)、後半で1科目(6実験)を履修することになる。
課題難易度は物理>化学>生物>地学という意見が多く(そうでない人もいた気がする)、人気は生物地学に集中する。
なお分野ごとに定員が決められており、非情にも生物地学は物理化学に比べて定員が小さい(だったと思う)。
もちろんその内容の実験・及びレポートを行わなければならないため、興味・得意で選ぶのも大事。


[課題・授業内容]
毎週、予習動画を閲覧→授業時間に実験→実験ノートの記入→許可が出たら帰宅→次回実験日10:00までにレポート提出という流れ。
2021年度前期はオンライン開講であったため、実験はなく、実験動画を見るだけであった。
(オンライン化された影響なのかは不明だが、)レポートに課題セクションがあり、毎回5~8問程度の課題・考察が求められる。


その他の理系基礎科目

[概要]
前期Ⅰ・後期Ⅱ開講/週1コマ/2単位。

  • 微分積分学
    • 入門:
      高校数学Ⅲを履修していない(入試で使っていない)人のための講義。卒業要件に入る場合と入らない場合がある。
    • Ⅰ:微分。
      数列と極限から、マクローリン展開、テイラー展開なども学ぶ。ε-δ論法については発展内容。
    • Ⅱ:積分。
      高校数Ⅲ積分に加えて、逆関数の積分、2変数関数、3変数関数の積分、線積分を学ぶ。
  • 線形代数学
    • 入門:
      高校数学Ⅲを履修していない(入試で使っていない)人のための講義。卒業要件に入る場合と入らない場合がある。
    • Ⅰ:行列の基本操作。
      行列の導入から計算方式、行列式まで。
    • Ⅱ:線形写像、表現行列、固有値、固有空間、内積空間など。
      群・環・体、広義固有空間、ジョルダン標準形、複素内積空間などは発展内容(授業によっては高成績(A-以上)のために求められる場合がある)。
      計算しかしなかったⅠからかなり議論が抽象的になるため、数学的な感覚がないとかなり難しい。苦手な人は取らない方が吉。
  • 物理学
    • Ⅰ:力学・波動
      高校物理とほぼ変わりない。高校物理と大学物理(微分方程式)の間くらいの内容。
      波動をやるかどうかは教授による可能性が高い(波動までやったクラスは聞いたことがない)。
    • Ⅱ:熱力学・電磁気学・光
      熱力学・電磁気学ともに大学物理の要素が強く、Ⅰで楽勝だったからといって授業を受けないでいると期末試験前に泡を吹くことになる。
      どの程度大学物理に手を付けるかは教授の裁量。
      一応シラバスには、Ⅰ、Ⅱともに高校物理を履修していない人でも履修できるようにする、との記載はあるが容赦ない。
      熱力学は熱力学第二法則まで、電磁気学は(4つの)マクスウェル方程式まで。
      なお電磁気学は磁気の途中で終了し、期末試験の範囲はそこまで、というパターンも存在する。
  • 化学
    • Ⅰ:物理化学
      なんと量子力学からのスタート。物理・生物と違い、化学は高校内容をほとんど含まない。
      最初から全力でくるので数回ぼーっとしてると何もわからなくなる。
    • Ⅱ:有機化学
      高校の有機化学をより理論的に学ぶ(はずが、反応機構を覚えるだけの科目に…)。
  • 生物学
    • Ⅰ:ミクロ生物学
      細胞生物学、遺伝学など、小さい生物学。難易度は高校生物とほぼ変わりない。
    • Ⅱ:マクロ生物学
      生物の分類、環境、進化など、大きい生物学。難易度は不明(周りに取っている人がいなかった)。
      シラバスにⅠの履修を推奨する、とある場合もあるが、基本的には分野違いなので、おそらくⅡのみ取ることも可能。
  • 地球惑星科学
    • Ⅰ:地震・火山・地質・鉱物
    • Ⅱ:大気・海洋・惑星・宇宙

    難易度は高校地学と変わらないので、高成績のために取る人も多い。
    とはいえ、学部学科によっては数学Ⅱ、理科Ⅱが要望科目になっている可能性が高いので、地学だけでなく線形Ⅱや物理Ⅱを取っておいた方が2年生以降(想定外の学部学科に移行しても)安泰かも。


[課題・授業内容]
化学は比較的どのクラスでも統一されている印象を受けたが、それ以外の理系基礎科目は基本的に教授の裁量で、 「授業で扱う範囲、難易度、課題の有無/形式、中間試験の有無、期末試験のオンライン/対面/代替レポート」など が決められている。



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